予防医療・健康診断Preventive medicine・Medical examination
予防医療
★狂犬病予防注射
生後90日以上の犬には年に1回の狂犬病予防注射が法律で義務付けられています。
*詳しくは 港区役所のホームページ をご覧下さい。
★混合ワクチン注射
ウイルスは我々が生活する環境に常に存在しています。
混合ワクチンは任意のワクチンですが、ウイルスに対する抗体がない場合は、混合ワクチン注射を行いましょう。
- 犬 -
- 5種混合ワクチン
ほとんど外には行かず、室内にいる事が多いワンちゃんに適しています。
- 7種混合ワクチン
毎日外へ散歩したり、他のワンちゃんと遊んだり、ドッグランへ行ったりするワンちゃんに適しています。
- 猫 -
- 3種混合ワクチン
完全室内のネコちゃんに適しています。
- 5種混合ワクチン
家と外を行き来するネコちゃんに適しています。
- エイズワクチン
外へ行くネコちゃんは打っておいた方が良いワクチンです。
★フィラリア予防
フィラリアとは蚊から感染する寄生虫の一種で、感染すると心臓や肺動脈に寄生し、死んでしまう怖い病気です。
蚊に刺される事は避けられないので、刺されても寄生しないようにする事、つまり、いかに予防するかが、大切なのです。
4~12月の間、月に一回予防薬を投与しましょう。
当院では、おやつ感覚で与えられる薬や、錠剤薬、塗布薬などをそろえております。
与えやすいお薬を選んでワンちゃんをフィラリアから守ってあげましょう。
★ノミ・ダニ予防
ノミやダニの寄生は死に至る事はありませんが、非常にかゆがったり、皮膚炎を起こして、脱毛したり、周りの動物にうつったり、時には人にうつったりもします。
月に一回皮膚に塗布するお薬でノミやダニの駆除、ならびに予防ができます。
フィラリアと同じ予防期間に予防することをお勧めします。
健康診断
動物は言葉が話せないため、具合が悪いのかどうかは見た目では全く分かりません。
特に動物は人と違い、よっぽどの事がない限り、弱い姿はみせないのです。
それは、動物の本能であり、弱肉強食という自然界で生きていくための本能に起因しています。ですから、動物が弱った姿を見せる時は、かなり病気が進行している状態なのです。
病状が進行してからでは、助けられないケースも少なくはありません。
病気に対しては、早期発見、早期治療が重要となりますので、当院では定期的な健康診断をお勧めしています。
ただし、健康診断と言っても、どのタイミングで、どのような検査を受ければよいのか分からないと思います。
まず タイミング に関してですが、
一般的には、一年に一回もしくは半年に一回と言われておりますが、当院でお勧めするタイミングは、飼い主様が何かちょっと変かなと、少しでも思った時に行うのが良いと思います。
例えば、
- ちょっと元気がない気がするな?
- 元気だけど少し食欲落ちたかな?
- 食欲はあるけど少し痩せてきたかな?
- 食欲はあるけど、最近吐く事が多いかな?
- 元気だけど便がゆるいかな?
- お水を飲む量が増えたかな?
- おしっこの量が増えたかな?
- くしゃみや咳をする様になったかな?
などです。
他にも、何か今までと違うぞ?と思う事があった時に健康診断を行うと早期発見、早期治療につながります。
何も変化がないと感じる場合でも1年に1回位の健康診断をお勧め致します。
次に どのような検査を受ければ良いのか という事ですが、
健康診断の検査内容としては、問診、聴診、視診、触診、打診、血液検査、血液生化学検査、レントゲン検査、心電図検査、胸部超音波検査、腹部超音波検査、糞便検査、尿検査、などと様々あります。
すべての検査を行うという方法もありますが、動物の負担も考えなければいけません。
どの検査を受ければよいのかは、上記のちょっとした変化が何なのかによって、獣医師と飼い主様で相談して決めていくのが一番良いでしょう。
もし何も変化がない場合でも、年齢、性別、犬種、猫種、体格、既往歴などによって、必要な検査が変わってきますので、これも獣医師と飼い主様で相談して決めていく方針です。
当院では、このような健康診断を毎日行っておりますので、いつでも健康診断を受けられます。何か不安な事を感じたらいつでもご相談して下さい。